食品製造における品質・実験データを横断解析し、改善検討に生かすAI IPGenius【AI基盤最新事例】

属人化しがちな品質・実験データを整理し、改善検討の効率化に寄与

リーガルテック株式会社(東京都港区、代表取締役:平井 智之)は、食品メーカーの品質保証部門における品質・実験データ整理を目的として、非構造データ解析を可能にする知の資産化ナレッジベース「AI IPGenius on IDX」の提供を開始した。
品質試験ログや実験記録、検討議事録など、形式が統一されていないデータを横断的に解析し、改善検討の起点となる情報整理を支援する。
本取り組みは、品質データの再活用や検討効率の向上を目的とした活用事例の一つである。

背景

食品メーカーの品質保証・品質管理部門では、原材料変更や製造条件の調整、保存試験、官能評価など、日常的に多くの品質試験が実施されている。一方で、これらの結果は試験ログ、実験レポート、会議議事録などとして個別に蓄積されることが多く、後から横断的に参照・比較することが難しいという課題がある。
過去の試験結果や検討経緯が担当者単位で管理され、改善検討の際に十分活用されないケースも少なくない。こうした背景から、品質データを組織的に整理し、再利用可能な形で活用する仕組みが求められている。

活用事例:AIが品質試験ログを横断解析し、改善ポイントを整理

食品メーカー(企業名非公開)の品質保証部門において、以下の資料を AI IPGenius on IDX に投入して活用した。

  • 品質試験ログ
  • 実験レポート
  • 改善検討に関する会議議事録
  • 過去の品質関連資料

AI IPGenius on IDX がこれらの非構造データを横断的に解析し、

  • 試験条件と結果の整理
  • 改善余地が考えられるポイント
  • 類似条件で実施された過去試験との関係性
  • 検討経緯の要点

などを一覧化した。

品質保証担当者は、整理された情報を起点として改善案の検討や再確認を行い、議論の材料整理に活用した。
また、抽出された技術的・検討的なポイントを MyTokkyo.Ai と連携し、類似技術や過去事例の検索を即時に行える体制を構築した。

AI IPGenius on IDX について

AI IPGenius on IDX は、研究ノート、品質データ、実験レポート、議事録などの非構造データを一元的に蓄積し、AIによる検索・要約・解析を可能にする知の資産化ナレッジベースである。
食品メーカーにおいては、品質試験ログや検討記録といった共有が難しい資料を横断的に解析し、技術的・品質的なポイントの整理を支援する。
共有ファイルや過去資料の解析にも対応し、部門内外での情報活用を促進する。

効果

本活用により、以下のような効果が期待される。

  • 品質試験ログの探索・確認に要する時間の削減
  • 品質データや検討経緯の整理・可視化
  • 改善検討における論点整理の支援
  • 属人化していた品質知見の共有促進

いずれも業務効率化を目的とした支援であり、現場の判断を補助する形で活用されている。

今後の展開

リーガルテック株式会社は、食品メーカーの研究・品質現場での活用を継続的に支援していく観点から、AI IPGenius on IDX の機能や提供形態について検討を続けていく考えである。
品質試験ログや実験レポート、検討議事録といった非構造データを活用しやすい環境を整えることで、過去の試験結果や検討履歴を振り返りながら、改善検討や議論を進めやすい状態を目指している。
今後も、品質保証部門をはじめとする現場の実務に寄り添った形での活用を想定し、運用面も含めた取り組みを進めていく方針である。

製品ページ:https://www.legaltech.co.jp/ipgenius/

会社概要
  • 会社名:リーガルテック株式会社
  • 設立:2021年3月
  • 資本金:3億7,900万円(資本準備金含む)
  • 代表取締役 CEO:平井 智之
  • 所在地:東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル4F
  • ホームページ:https://www.legaltech.co.jp/
  • 事業概要:
    • 特許調査・発明抽出プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」
    • 知の資産化ナレッジベース「AI IPGenius」
    • 秘密情報共有データルーム「リーガルテックVDR」