取締役会で説明できる資料は、なぜ毎回ゼロから作られるのか ~企業の経営判断資産化に関する実態調査結果発表~【リーガルテックVDR】

― AX時代、VDRは経営判断を資産化する経営インフラへ ―

リーガルテック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:平井智之)は、2025年10月から、企業の取締役会資料作成に関する実態調査を実施し、複数の企業で経営判断が「その場限り」で消費され、毎回ゼロから資料作成される構造的課題を明らかにした。AX(Artificial Transformation)時代における経営判断の説明責任に着目し、Virtual Data Room(VDR)が経営企画・取締役会運営を支える経営インフラへと進化していることを発表した。

「VDR」:https://www.vdrs.jp

取締役会の直前、毎回繰り返される光景

取締役会の直前、経営企画部門では同じ光景が繰り返されている。

  • 過去の判断資料を探す
  • 以前の議論の経緯を思い出す
  • 「なぜこの結論になったのか」を文章に起こす
  • 社長の意向と現場の実態をすり合わせる

そして最終的に、「今回用の説明資料」をゼロから作り直す。

これは本当に、避けられない業務なのか。

経営企画が置かれる“構造的な板挟み”

経営企画部門は、

  • 取締役会からは「説明できる資料」を求められ
  • 現場からは「そのような整理された資料は存在しない」と言われる

という板挟みに置かれている。

意思決定の多くは、

  • 会議で
  • 口頭で
  • 暗黙の了解の中で

進み、正式な形で残らない。

結果として、説明責任は経営企画に集中する構造となる。

問題は能力ではなく、構造である

取締役会資料が毎回ゼロから作られる理由は、経営企画の能力不足ではない。

問題は、経営判断そのものが「資産として残る構造」になっていないことにある。

  • なぜその判断をしたのか
  • どの情報を根拠としたのか
  • どの時点で、誰が合意したのか

これらが組織として管理されていない。

その結果、同じ説明を何度も繰り返す組織になる。

経営判断が資産にならない会社の共通点

こうした企業には明確な共通点がある。

  • 判断資料がメール・共有フォルダ・個人PCに分散
  • 会議の結論が正式な形で保存されない
  • 過去の判断経緯を人の記憶に依存
  • 取締役が交代するたびに説明をやり直す

経営判断が「その場限り」で消費されている。

欧米企業の前提は「判断は資産」である

欧米企業では、経営判断は消費物ではない。
重要資料、議論の前提、合意プロセスはVirtual Data Room(VDR)に集約され、後から誰でも説明できる状態が維持されている。
取締役会資料は新しく作るものではなく、蓄積された判断を再利用するものである。

AX時代、説明責任は前提条件になる

AX時代においては、

  • 投資家
  • 監査
  • AIによる分析

すべてが「なぜその判断をしたのか」を問う。

属人的な説明では通用しない。
説明責任は、努力ではなく構造で担保されるべきものである。

VDRは資料管理ツールではない

VDRは単なるファイル共有ではない。

それは、

  • 経営判断に使われた情報
  • 議論の前提
  • 決定までのプロセス

を一元管理し、経営判断そのものを再利用可能な資産へと変える基盤である。

一言でいうと

取締役会資料が毎回ゼロから作られる会社は、経営判断を資産化できていない。
AX時代、VDRは経営企画部門の業務効率化ツールではない。経営判断を未来につなぐ経営インフラである。

会社概要
  • 会社名:リーガルテック株式会社
  • 所在地:東京都港区
  • 代表者:代表取締役社長 平井智之
  • 事業内容:Virtual Data Room(VDR)の開発・提供および経営インフラソリューションの提供
  • URL:https://www.vdrs.jp