Tokkyo.Ai、発明整理を自律的に推進する「Agentic AI Patent Platform」へ進化【リーガルテック社】

― AIが自ら考え、実行し、望む結果に達するまで発明を整理。新機能「ChatDraft」で弁理士への接続を強化 ―

リーガルテック株式会社(本社:東京都、代表取締役CEO:平井智之)は、2026年7月14日、AI特許プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」を、発明・知財活動を自律的に推進する「Agentic AI Patent Platform」へアップグレードしたことをお知らせします。

今回のアップグレードでは、新機能「ChatDraft」を提供します。

ChatDraftは、社内に蓄積された研究成果、技術、ノウハウ、企画、アイデアなどをAIが分析し、発明の内容を正確に弁理士へ伝えられる状態になるまで、自律的に整理する機能です。
従来の生成AIのように、一度の指示に対して文章を生成して終了するのではありません。
AIが目的から逆算して計画を立て、必要な情報を判断し、不足情報の確認、追加質問、技術構成の整理、内容の検証、改善を繰り返します。
AIが自ら考え、自ら実行し、結果を評価しながら、望む状態に達するまで発明整理を進めることが、MyTokkyo.AiにおけるAgentic AIの最大の特徴です。

社内に眠る無形資産が、活用されないまま埋もれている

企業内では、研究開発や日々の事業活動を通じて、多くの技術、改善案、ノウハウ、アイデアが生まれています。
一方で、発明者や研究者がその価値に気づいていない、技術内容を十分に言語化できない、知財部や弁理士へどのように相談すればよいか分からないといった理由から、多くの無形資産が活用されないまま社内に埋もれています。
また、企画書、仕様書、研究資料、実験結果などが存在していても、発明の背景、技術的な特徴、従来技術との違い、発明による効果などが十分に整理されていなければ、弁理士へ正確に伝えることは困難です。
その結果、発明者と弁理士の間で追加のヒアリングや資料作成が繰り返され、発明の検討や知財化に時間がかかるという課題がありました。

製品詳細:http://mytokkyo.ai/
お問合せ:https://form.legaltech.co.jp/aos/tokkyo-ai/input/

AIが発明整理のプロジェクトを自律的に進行

ChatDraftは、発明整理のプロジェクト全体をAIが自律的に進行します。
発明者が企画書、仕様書、研究資料、実験結果、発明届出書などを入力すると、AIが内容を分析し、発明を理解するために必要な情報を整理します。
情報が不足している場合は、AIが自ら不足箇所を特定し、追加で確認すべき質問を生成します。
その回答を踏まえて、技術構成や発明の特徴を再整理し、内容が十分に伝わる状態かを評価します。不足があれば、さらに質問、整理、検証、改善を繰り返します。
主な支援内容は以下のとおりです。

  • 研究資料や技術資料の分析
  • 発明の背景や目的の整理
  • 解決しようとする課題の言語化
  • 技術構成や仕組みの整理
  • 従来技術との違いの明確化
  • 発明によって得られる効果の整理
  • 不足情報や確認事項の自動抽出
  • 発明者への追加質問
  • 内容の自己評価と改善
  • 弁理士へ共有するための資料作成

ChatDraftは、単なる文章作成機能ではありません。
「発明の内容を正確に整理し、弁理士へ伝えられる状態にする」という目的に向けて、AIが次に必要な行動を自ら判断し、実行する発明整理エージェントです。

AIが思考・実行・評価・改善のサイクルを継続

MyTokkyo.AiのAgentic AIは、次のサイクルを自律的に繰り返します。

  1. 目的を理解する
    発明の内容を整理し、弁理士が専門的な検討を行える状態にするという目的を設定します。
  2. 計画を立てる
    入力された資料を分析し、発明整理に必要な作業や確認事項を決定します。
  3. 実行する
    発明者への質問、技術構成の整理、特徴や効果の抽出などを行います。
  4. 結果を評価する
    発明の内容が十分に整理されているか、不足や矛盾が残っていないかをAIが確認します。
  5. 改善する
    不足情報の追加確認や内容の再整理を行い、発明の全体像が正確に伝わる状態へ近づけます。

このサイクルを繰り返すことで、ユーザーが細かく指示し続けなくても、AIが発明整理を前へ進めます。

発明者自身が気づいていない技術的特徴も掘り下げる

発明者にとっては日常的な工夫や当然の構成であっても、第三者から見れば重要な技術的特徴である場合があります。
ChatDraftは、技術の構成、利用場面、代替手段、処理の順序、従来技術との違いなどを段階的に確認します。
これにより、発明者自身が十分に意識していなかった技術的特徴や、新たな発明の可能性を掘り下げます。
AIとの対話を通じて、発明者の頭の中にある暗黙知を言語化し、社内に眠る技術やノウハウを、検討可能な無形資産として可視化します。

発明の内容を分かりやすく可視化

ChatDraftで整理した内容は、複数の観点から可視化できます。

技術構成マップ

発明を構成する技術要素や、それぞれの機能、関係性を整理し、技術全体の構造を分かりやすく表示します。

クレームツリー

発明の中心となる技術的な考え方と、それを具体化する要素との関係を整理し、弁理士との検討を支援します。

実施例カバレッジ

技術の構成や特徴について、具体的な利用例や実施方法がどの程度整理されているかを可視化し、追加で説明すべき事項の確認を支援します。

文章だけでは把握しにくい発明の全体像を可視化することで、発明者、研究者、知財担当者、弁理士の間で、共通認識を形成しやすくします。

ChatTokkyoとの連携で発明の特徴を明確化

ChatDraftで整理した発明内容は、特許分析AI「ChatTokkyo」と連携できます。
関連する先行技術や類似特許を確認し、発明の特徴や従来技術との違いを整理することで、弁理士へ相談する際の参考情報として活用できます。
発明整理と特許調査を分断せず、一つのプラットフォーム上で相互に行き来しながら、発明内容の整理と改善を進められます。

弁理士を代替せず、弁理士への接続を強化

ChatDraftが作成するものは、特許出願書類そのものではありません。
発明者が持つ技術的な知識、発明に至った背景、技術の特徴や効果などを整理し、弁理士による専門的な検討へ円滑につなげるための支援資料です。
MyTokkyo.Aiは、弁理士の専門業務を代替するのではなく、その前段階にある発明の発掘、情報整理、論点整理をAgentic AIによって高度化します。
発明者は、自らの技術をより正確に伝えられるようになります。
弁理士は、整理された情報をもとに、発明の本質的な理解や権利化の検討へ集中できます。
AIを発明者と弁理士の間に配置することで、両者の情報格差を減らし、より円滑で質の高いコミュニケーションを実現します。

特許検索AIからAgentic AI Patent Platformへ

MyTokkyo.Aiはこれまで、AIを活用した特許検索や特許情報の分析を支援してきました。
今回のアップグレードにより、その支援範囲を、特許検索から、社内に眠る技術やアイデアの発掘、発明内容の整理、先行技術の確認、弁理士への接続まで拡大します。
MyTokkyo.Aii5.0は、「指示に答えるAI」から、「目的を理解し、自ら考え、実行し、結果を評価しながら、望む状態に達するまで業務を進めるAI」への進化です。
今後もMyTokkyo.Aiは、研究者、技術者、事業部門、知財担当者、弁理士をつなぎ、企業内に眠る知的資産を発見・可視化し、事業競争力につながる無形資産として活用するための基盤を提供してまいります。
2026年7月14日は、MyTokkyo.Aiが「特許を検索するAI」から、「発明整理を自律的に推進するAgentic AI Patent Platform」へ進化する転換点となります。

今後の展開

MyTokkyo.Aiは今後、発明者、研究者、事業部門、知財部門、弁理士をつなぐAgentic AI Patent Platformとして、機能の高度化を進めてまいります。
社内に蓄積された研究資料、技術情報、実験データ、ノウハウなどをAIが横断的に分析し、自ら計画、実行、評価、改善を繰り返すことで、発明の内容を専門家へ正確に伝えられる状態まで整理します。
これにより、これまで担当者の経験や知財知識に依存していた発明整理のプロセスを支援し、企業内に眠る技術やアイデアの発掘、無形資産としての可視化、弁理士への円滑な接続を実現します。
MyTokkyo.Aiは、AIだけで知財業務を完結させるのではなく、AIと専門家がそれぞれの役割を担うことで、日本企業の研究開発力、知財創出力、技術競争力の強化に貢献してまいります。

代表取締役CEO 平井智之 コメント

企業の中には、研究者や技術者が生み出した優れた技術、工夫、ノウハウが数多く存在しています。しかし、それらが発明として十分に整理されず、知財部や弁理士へ伝わらないまま、社内に埋もれているケースも少なくありません。
今回提供するChatDraftは、単に質問に回答したり、文章を生成したりするAIではありません。
「発明の内容を正確に弁理士へ伝えられる状態にする」という目的から逆算し、AIが自ら必要な作業を考え、情報を確認し、結果を評価しながら、望む状態に達するまで改善を繰り返します。
AIが発明者の代わりになるのでも、弁理士の専門業務を代替するのでもありません。発明者が持つ技術的な知識や暗黙知を引き出し、専門家へ正確につなぐことが、Agentic AIの重要な役割だと考えています。
MyTokkyo.Aiを通じて、誰もが自らの技術やアイデアを発明として整理し、専門家へ相談できる環境を構築し、企業内に眠る無形資産の活用を促進してまいります。

製品詳細:http://mytokkyo.ai/
お問合せ:https://form.legaltech.co.jp/aos/tokkyo-ai/input/

会社概要
  • 会社名:リーガルテック株式会社
  • 設立:2021年3月
  • 資本金:4 億9,300万円(資本準備金含む)
  • 代表取締役社長:平井 智之
  • 所在地:東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル4F
  • URL: https://www.legaltech.co.jp/
  • 事業概要:
    ・特許調査・発明抽出プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」の提供・開発
    ・知の資産化ナレッジベース「IPGenius」の提供・開発
    ・秘密情報の共有データルーム「リーガルテックVDR」の提供・開発