リーガルテック株式会社（東京都港区、代表取締役：平井 智之）は、AI知財基盤「IPGenius」を活用し、研究開発部門に蓄積される研究ノート、議事録、試作ログから技術的な“発見候補”を自動抽出した最新事例を公開した。本事例では、研究者の負荷を増やすことなく、技術の核心を短時間で整理し、研究テーマの深化や新規テーマ探索につながる成果が確認された。
研究開発の現場では、日々以下のような文書が膨大に作成されている。
しかし多くの企業で、
研究者の思考コストが増え、重要な技術的着想が埋もれる状況が起きていた。
半導体メーカー（企業名非公開）の研究開発部門は、IPGenius に以下の資料を投入し、研究テーマの深化に活用した。
AI IPGenius on IDX はこれらを横断的に解析し、
研究者は、AIが提示した“技術の核”をもとに議論を進め、新規テーマのアイデア創出や既存テーマの再検討に役立てた。
さらに、抽出された技術ポイントは MyTokkyo.Ai と連携して、即座に類似技術検索を実施できる体制を構築した。これにより、研究初期段階のリスク判断（既存技術との差異）が素早く行えるようになった。
導入後、研究開発部門では以下の効果が確認された。
研究者からは
「議事録を見返すだけで終わっていた内容に、AIが思わぬ切り口を与えてくれる」
「技術の着眼点を短時間で整理でき、次の実験設計が早くなる」
といった声が寄せられている。
IPGenius は、研究資料・技術文書・ログデータを横断的に解析し、研究テーマの発見、改善点の抽出、技術構造化を支援するAIプラットフォームである。
主な特徴は以下のとおりである。
研究者の思考負荷を下げ、技術検討に集中できる環境を実現する。
リーガルテック株式会社は、IPGenius を研究現場向けにさらに最適化し、技術テーマ探索モデル、構造化モデル、技術比較モデルの強化を進める。
研究開発部門における“知の発掘”を支える中核インフラとして、企業の技術創出力向上に寄与していく方針である。